測定値(時間値・速報値・確定値)について

大気汚染防止法第20条及び第22条に基づき、都道府県等では、大気の汚染状況の常時監視を行っています。大気汚染物質は自動測定機により測定され、1時間ごとにデータが算出される仕組みになっています。この1時間ごとの測定データを1時間値といいます。都道府県等では、テレメータシステムにより、各測定局で測定されたデータを収集し、コンピュータによるデータ管理を行っています。

微小粒子状物質(PM2.5)については、自動測定機によって得られた1時間値については、現段階では標準測定法であるフィルター捕集-質量法との等価性の確認が困難であるため、「参考値」として取り扱っています。

また、自動測定機の測定原理における誤差要因等により、微小粒子状物質濃度が非常に低い場合に1時間値がマイナス値になることがあるが、1日平均値を算出する際を含め、マイナスの値をそのままの値として扱うこととしています。

なお、各測定所における微小粒子状物質(PM2.5)自動測定機の標準測定法との等価性の有無については、「大気汚染状況報告書」(環境省)等でご確認ください。

環境省では、都道府県などが、テレメータシステムで収集している各測定局の1時間値データを、ISDN回線を使用して、データ集信サーバに収集しています。 これらのデータを、データ公開サーバに送信し、「そらまめ君ホームページ」(http://soramame.taiki.go.jp/)から、24時間、情報提供しています。スマートフォンの場合は「スマートフォンサイト」(http://soramame.taiki.go.jp/mobile/Index.php)からご利用ください。また、光化学オキシダント注意報等の発令情報や最新時報値を「携帯電話サイト」(http://sora.taiki.go.jp/)で携帯電話向けに提供しています。


大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)の概念図 ~全国の大気汚染情報を24時間提供します~

そらまめ君では、時間値データについて、下の表のとおり、表示しています。
1時~24時データが1日分です。
なお、都道府県により、2通りのデータ処理方法があるため、「そらまめ君」では、次のとおりの表示方法を採用し、同時刻のデータとして取り扱っています。


そらまめ君の表示 データの内容
1時データ 0時~0時59分のデータ
または、0時30分~1時29分のデータ
2時データ 1時~1時59分のデータ
または、1時30分~2時29分のデータ
3時データ 2時~2時59分のデータ
または、2時30分~3時29分のデータ
4時データ 3時~3時59分のデータ
または、3時30分~4時29分のデータ
(途中省略)
21時データ 20時~20時59分のデータ
または、20時30分~21時29分のデータ
22時データ 21時~21時59分のデータ
または、21時30分~22時29分のデータ
23時データ 22時~22時59分のデータ
または、22時30分~23時29分のデータ
24時データ 23時~23時59分のデータ
または、23時30分~24時29分のデータ

注)
都道府県によっては、時刻の取り扱いが異なるデータ処理を行っている場合もありますが、「そらまめ君」では、このようなケースも、表示を統一しています。
このため、都道府県が独自に公表する時間値データと値が一致しない場合があります。

大気汚染常時監視測定局において測定されたデータ(1時間値)を速報値といいます。
速報値は、測定機器の故障や通信異常等による異常値が含まれている可能性があります。
そのため、種々の情報と照らし合わせ、有効なデータかどうか検証する必要があります。この作業をデータスクリーニングといいます。
データスクリーニングをへて、確定された値が、確定値として公表される測定値です。
データの確定作業には時間を要するため、そらまめ君では、いち早く測定結果をお知らせするため、速報値をそのまま提供しています。
そらまめ君が提供する速報値と、後日都道府県等が公表する確定値とでは、値が異なることがありますので、調査研究等でのデータ解析に測定データを利用される際は、確定値を用いることをおすすめします。

確定値の入手については、そらまめ君サイトの「測定局一覧」でデータを入手したい測定局の問い合わせ先をご確認いただき、「問い合わせ先」に掲載されている連絡先にお問い合わせ下さい。
また、国立環境研究所環境情報センターでは、20都府県の時間値データ(確定値)の収集・整備を行っており、「大気環境時間値データファイル」として提供しています。詳しくは、国立環境研究所ホームページ「大気環境時間値データ貸出しのご案内」をご覧ください。

1時間値(確定値)をもとに解析・集計した結果を、集計値といい、 1日単位の集計値を日間値、1か月単位の集計値を月間値、 1か年単位の集計値を年間値といいます。 年間値には、年平均値、年間最大値などのほか、環境基準の評価で用いられるものとして、 1日平均値の年間98%値(「日平均値の98%値」と略される場合が多い)、 1日平均値の年間2%除外値(「日平均値の2%除外値」と略される場合が多い)などの集計項目があります。

これらの速報値は、データスクリーニングを経て確定された後、日報、月報などの形に集計されます。
各都道府県では、年1回、前年度の測定結果(確定値)をもとに集計した結果(月間値・年間値)を環境省に報告しています。
環境省では、これらをとりまとめ、全国の大気汚染の概況を公表するとともに、全国の測定局の測定結果(集計値)をとりまとめたデータファイルを作成しています。
また、環境省では、測定局に関する局名称、所在地、測定状況などの属性情報について、毎年度、都道府県などを対象に調査を行い、とりまとめた結果をもとに測定局情報ファイルを作成しています。
国立環境研究所では、環境省から、これらのデータファイルの提供を受け「環境数値データベース」として整備し、提供しています。

<関連ページ>
環境省ホームページ
大気汚染防止法
大気汚染状況について
毎年度の大気汚染状況についての公表資料が掲載されています。
全国の測定状況(集計値)の提供
国立環境研究所ホームページ「環境数値データベース」
1990年度以降の月間値・年間値について、測定年度別・測定項目別・都道府県別データ表が掲載されています。
国立環境研究所ホームページ「環境GIS」
1994年度以降の月間値・年間値について、GISを用いた測定点データ検索、環境基準の達成状況、経年グラフなどが提供されています。継続測定局の過去30年間の経年変動をグラフで見るページもあります。